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日記・小説・感想などを自由気ままに書いていくブログです。
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鋼鉄フリー企画 第①弾
周陸小説です。
続きからお楽しみくださいw
いきなりで驚いたんです。
だっていつものあなたならこんなことはしないから・・・
不器用な仕草
月が明るく庭を照らし、吹く風もとても爽やかな夜。
ある方に呼ばれ、私は静かになったこの庭を目的地に向かって歩いていた。
なぜ、こんな時間に呼ばれたのかというと、私の上司である周瑜様の自室に来いと
半ば命令のような口調で今朝、言われたからである。
正直に言えば、あまり行きたくはない。というか、あまり私は周瑜様が好きではないし、実は苦手だったりする。
我が師匠である諸葛孔明様とは仲良くなさそうだし、いつも怖い顔をして私を見てくる。
でも、命令のような口調で言われたら、逆らうわけにはいかない。
だって、私は彼の部下なのだから・・・
数分歩いたところで、彼の自室へと辿り着いた。
大きくて重そうな扉の中には、きっとあの怖い顔があるのだろうか?
そう思うと、気が重くなった。
だが、今更帰るわけにはいかず、軽く扉を叩く。
中から聞こえたのは“入れ”という短い言葉。
彼らしいといえば彼らしいのだが、やはり怖い。
意を決して、軽く会釈をしつつ中へと入っていった。
「失礼します。陸遜伯言、ただいま参りました」
「よく来たな、陸遜。そこに座ってくれ」
指を指された場所へと座り、部屋のあたりを見回す。
初めて入るその部屋に少し興味があり、何回も見回した。
その様子がかなり可笑しかったのか、ククッと笑われてしまった。
「な、なにが可笑しいのですか?」
笑われたことに少し腹が立ったので、軽く怒気を込めて問いただした。
「すまない。まるで子犬のようだと思ってな」
「なっ!?こ、子犬??」
「あぁ、そうだ。周りを見回していた姿が特にそっくりだ」
そう言って、さっきよりも大きな声で笑われた。
頭にきて自室へと帰ろうとしたが、用事がまだ済んでいないことに気づき、扉の前で背を向けながら
問いただした。
「用事はなんですか?周瑜様」
「用事?」
「用事があったから、こんな時間に私を呼んだのでしょう?」
「あぁ、そのことだが、もう戻ってもいいぞ」
「なっ!ただ、呼んだだけですか?」
「まぁ、そういうことになるがな・・・」
もう、本当に頭にきた。勢いよく扉を開けて部屋を出て行こうとした瞬間、手を引かれて彼の胸へと導かれる。
「な、なんですか?」
「陸遜・・・」
“おやすみ 良い夢を・・・”
そう言って頭を撫でてくる。師とは違う暖かな手。
優しい手つきで撫でられるものだから、怒っていることも、呼ばれたことも許しそうになる。
でも、自分の誇りが許せなくて、つい“離してください”と言ってしまった。
部屋を出てからも、あの手のぬくもりが忘れられなくて、庭の木に体を預けてうずくまった。
“あんなの反則だ・・・”
いつもとは違う彼の仕草に、やばいくらい心が躍る自分がそこにいたのであった。
+おまけ+
「まさかあれほど怒られるとは・・・」
書物を机の周りに散乱させつつ、周瑜は先ほどの陸遜との掛け合いを思い出していた。
本当に用事などなかった。
陸遜には申し訳ないと悟りつつも、周瑜はまた机に向かい仕事を始めたのだった。
本当はただ、君の顔が見たくて
無意識に呼んでしまったなんて
口が裂けても言えないが・・・
+あとがき+
補足と言う名のあとがきです。
判りづらい内容ですみません;あと、長くなってすみません←謝ってばっか(笑)
いつもとは違う仕草をされるってどうですか?
私は大好きです(断言!)
特に周瑜様は絶対こんなことしないと思うんですよ!!
でも、そこがいい!!!!
ということで、出来た小説であります。
違った仕草をされたことで、育っていく恋ww
やばw萌えるvvvv
そんな感じの小説にしたくて、雰囲気出したつもりですが、なってなかったらすまんとです・・・
もし、気に入ったかたいらしたら、お持ち帰りも可であります!
一言、言ってくださればOKなので、周陸好きな方もらってくださいです^^
かなりマイナーですが(笑)
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